学習開始時期は定着度に関係するのか

英語教育を始めるのは何歳ごろが最適?

現代社会における英語の必要性

作業記憶では勉強にならない

記憶の固定と呼ばれる過程によって変換される記憶の形態の話です。
みなさんはテスト前に一夜漬けして、テストが返ってくる頃には内容をほとんど忘れてしまったことがありませんか。
これは作業記憶という情報貯蔵の形態によるものです。
このような勉強方法では身につけたことにはなりません。
テストのたびに点数を取ってごまかしているだけの、偽の英語力となってしまいます
恐らく、日本の教育の欠点がここにあるのでしょう。
作業記憶を長期記憶へ変換するのはただ一つの方法だけです。
長期的に反復すること。
英語で言うと、単語テストや文法のテストは作業記憶だけで十分対応できます。
しかし、発音テストや会話力テストは作業記憶だけでは対応できません。
なぜなら、それらには陳述記憶と非陳述記憶がかかわっています。
これらについては次に述べますが、結論から言うと会話力形成には脳のネットワークを構築するための長期的な時間と練習が必要とされます。

陳述記憶と非陳述記憶

とある研究結果より関連記憶は上記の作業記憶に比べてはるかに消失しにくいという結果も出ています。
このような記憶の関連性は、陳述記憶という記憶において非常に重要です。
陳述記憶とは、今日は学校に行った、日本の首都は東京だ、といった事実に基づく記憶です。
もうひとつ非陳述記憶とは、ピアノを弾いたり、テニスをしたりという、技術や習慣に基づくものです。
いわゆる潜在記憶、というのは非陳述記憶のことです。
陳述記憶は形成されやすく忘れやすい、非陳述記憶は形成されにくく忘れにくい、という特徴があります。

具体的な例をあげましょう。
音読は英語学習に良いとされます。
それは、音という関連記憶と、非陳述記憶で形成される発音するという動作が同時に訓練されるからです。
ちなみに、これらの記憶力は加齢に伴って低下すると考えられていたのですが、最新の研究結果では人間は何歳になっても十分に記憶を形成することができると証明されました。


この記事をシェアする